生産性要件、という言葉。厚労省のページで定義されています。
では、厚労省が考えている生産性とは何なんでしょう?そしてこの生産性、どんな意味があるのでしょう?
ちょっと覗いてみたいと思います。
厚労省のページによると、生産性は次の計算式で計算されるとされています。
ということだそうです。
簡単に言うと
生産性 = 付加価値額 / 雇用保険被保険者数
となります。
付加価値額、と言うのは日銀方式と中小企業方式があり、今回の生産性の考え方は日銀方式のようです。
この生産性要件というのは、3年前の決算の数字の生産性より、直近の決算の数字の生産性が6%もしくは1%高いと要件を満たす、ということだそう。
では、この付加価値額。どういう意味があるのでしょう。
営業利益 : 利益出してるよね?ということ。利益上がれば税収増えるから。
人件費 : 人を雇っているよね?お給料上げてるよね?ということ。雇用拡大、失業率低減したいから。
減価償却費 : 設備投資しているよね?ということ。投資は景気を良い方向に刺激するから。
動産不動産賃借料:家賃等お金使っているよね?ということ。これも景気を良い方向へ刺激する。
租税公課:税金払っているよね?そもそも払ってないとだめじゃん。
という意味合いかなぁ、と考えます。
どれもこれも、経済的に貢献している事を図る指標です。
事業主にとっては結構しんどいよなぁ、とも思いますがとにかく、ちゃんと国に貢献している事が重要ですよ、ということになります。
その付加価値額を雇用保険被保険者数で割って出すのが、生産性、ということです。
一人あたりしっかり経済に貢献しているよね?それが3年前と比べてら6%か1%アップしているよね?
ときかれていると考えると良いでしょう。
国もしっかり考えている、と言えるかと思います。助成金、簡単に取れなくなってくるなぁ、という感じがしますね。
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