クランボルツの理論を復習してみた

昔読んだ本

 クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方、という本を買って一日で読んでしまった。キャリアコンサルタントは確実に一度聞いたことのある名前。さらに、理論を覚えてから随分立ってしまった僕にとっては一度学んだ理論の使い方を再認識した感じです。

クランボルツ:キャリアコンサルティングをとるときに学ぶ理論の一つ

クランボルツ博士はPlanned Happenstance Theory(プランド ハプンスタンス セオリー)と言われる、いわゆる計画的偶発性理論と言うものを提唱しました。有名な理論として認知されています。

キャリアコンサルタントの試験、僕の場合はCDAの試験の1次試験を受ける時に数々の理論を頭のなかに叩き込んでいましたが、今やまっさらでいわゆるプレーンな状態(合格は2015年)です。まだこのクランボルツは単語が断片的に頭のなかに入っているぐらいで、他に教わっているであろう特性因子にかんしては先日話題にでるまで忘れいました。さらに哲学系の理論は見事に思い出せない。なるほど、Plainって単語はこういうことなんですね。

もう一度復習してみた

そんな中で、この本はもう一度クランボルツ(僕の教科書ではクルンボルツとかいてあったけど)の復習にはもってこいだったような気がします。

好持柔楽冒(こうじじゅうらくぼう)と覚えた5つの条件の見直しなども行えました。さらに、そうか!この5つの条件はこうやって偶然性に結びつのか!あの教科書ではここまで書いていない!と膝をたたきながら、教科書と比較してしまう事度々。痛い。膝が。

で、何が頭に残ったのか、というと以下の3点。

  1. 夢は変わる

  2. 偶然来る機会は計画的

  3. 5条件を周りで考える

である。

夢は変わる

というのは、その年齢や環境によって、夢は変わります。僕は昔は画家になりたかったし、その後は国連に入りたかったわけです。

なるほど、自分で見ても変化しているようです。世の中を知っていくほどいろんな夢に変わっているような気がします。変われば変わるでいいじゃない。

結果として、画家になりたいとか、国連にはいりたい等という夢はあきらめたのかというと、そうではなくて「もういい」と思ったのです。というのも、絵はたくさん書いたけどなんだか違うと思ったし、国連は多くの人に話を聞き、NPOでインターンをし、NYのビルを眺めたら満足してしまいました。冷めたわけではないのです。「わかった」というか、なんというか。納得感のある答えなのです。決してあきらめたわけではなく、挫折という感じでもない。ただ「もうOK」なのです。僕の理解ではそれを著者は「夢の代謝」と言っているようです。(で、いいのかな?)

偶然くる機会は計画的

そもそも計画的偶発性理論って言葉は真逆な感じがします。計画的に偶発を起こす、って矛盾してないか?偶発って偶然起こることでしょう?計画的に偶然を起こすって理論として成り立つのか?とおもっていたら、解釈を聞くとわかってきます。だけど、言葉がいまいちしっくりこない。

人のキャリアは偶然で決まる。出会う人の人数の多さとバラエティさが偶然来る機会の大きな要因であると考えられる。であるならば、偶然の機会はどうやって出てくるのでしょう?

これが5つの条件、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心が相乗効果でしっかり働いてこそ、だということ。一歩踏み出し(冒険心)、ひたむきに頑張る(持続性)。環境に対応し(柔軟性)、なんでもやってみよう(好奇心と楽観性)と多くのことにあたっていくと、イロイロな人に合うことができる。そうすると、合った人たちから手を差し伸べられ、偶然の機会に当たる確率が高まる。そうか、ということは、偶然は必然といえそうです。一方で、持続性と楽観性を合わせ持つのは難しい、と思いもします。

5条件を周りで考える

実は今就いている職業で成功できる確率は2~3割ぐらいある、と言うのが著者の主張です。野球の打率と同じくらいの割合と考えると良いでしょう。ギャンブルに比べると確率は圧倒的に高いですね。ではなぜ人はキャリアで悩み相談するのでしょう?

それは上記5条件、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心がうまく回っていないから。

実はここがものすごく腹に落ちたところである。周りを見ていて、どうなんだろう、と思う人々と重なることが多かったです。たった1ページなのだが、ここがこの本で一番ヒット。

好奇心がなく、チャンスが目の前にあっても「やらない」という。たまにチャンスを掴んでやり始めても仕事に関して持続性がないから、会社はなかなか仕事を渡せない。年齢的または性格的に柔軟性がない。楽観的ではないのでイロイロ考えすぎて、ネガティブになる、もしくはタイミングを逃すなどで、冒険心が削がれ、一歩踏み出してやることができない。

こういう人、周りにいないですか?

では、どうしたら負のスパイラルから抜けれるか。

どうすればよいかは、本を買って読むとよいでしょう。

ということで、今回は書評を書いてみました。偉そうなこと書きましたが、この本、読みやすくてキャリアコンサルタントは軽く読んでおくべきかと思います。お値段も手頃。

また、この本を読んで、人事担当者や会社に行くことが億劫になり悩んでいる方は、読んでみると一つ違う世界が見えるかもしれません。

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