キャリアコンサルタントに必要な論理的思考(ロジカルシンキング)

キャリアコンサルティングと論理的思考法(ロジカルシンキング)の必要性

キャリアコンサルティングをしていて思うことは、論理的に考える力(ロジカルシンキング)ができないとキャリアコンサルタント(国家資格)の付加価値が低くなる、ということです。

これは、論理的に考える力、つまりWHY(目的)-What(事)-How(具体策)(参考:Why型思考が仕事を変える 細谷功)の構造がバチッと当てはまる、ということだと私は思っています。

キャリアコンサルタントの話の聞き方:構造化

クライアントの話を聞く際には、キャリアコンサルタントは頭を整理構造化)しながら聞く必要があります。いわゆる論理思考(ロジカルシンキング)でよく使われるピラミッドストラクチャー、、、とまではいかないものの頭のなかに引き出しを作る必要がありそうです。

構造化をしないとキャリアコンサルタントのほうが、クライアントが何を言っているかわからない状態になりやすい、と私は思っています。少なくとも私はそう。それは話を理解しないでクライアントにあたっていることになるので、プロではない、と思うのです。話を理解していないと、クライアントに対して共感もできないでしょう。

実際のクライアントの話と視座

昔、他の私の他のブログで書いたことがあるのですが、クライアントの話は総じてかなり具体的です。しかも今後こうするので、と方向性を決めている、いわゆる決め打ち感があります。いきなり極論を言っていると言ってもいい。ところがその状態では自分では自分の現在地や現状がわかっていない状態で言っていて、思いつきで言っている感が否定できない事が多いです。いわゆる何を考えているか自分自身でわかっていない、頭がカオスな状態です。

これは言い換えると視野がせまくなっている状態ともいえるかもしれません。

それを見抜いて「もう少し視座高く物事を見たほうが、、、」なんてキャリアコンサルタントがいったところで、クライアントが気づくわけもありません。そもそも気づかないから相談に来ているわけです。

クライアントの話の内容の視座を上げる:要約の本当の意味

クライアントの具体的レベル、いわゆるHOWのレベルをなるべく引き出して、要約(抽象化)をして、クライアントの気持ちや言いたいことを理解していきながら、クライアントの課題に対する視座を高くする。主訴とクライアントの持つ話の方向性に対してキャリアコンサルタントが仮説を立てては消し、立てては消し、と、構造化をしながら話を聞くことが必要かな、と思います。

キャリアコンサルティングピラミッドストラクチャー
Copy Right Flat River., Inc.

話の内容を構造化し、要約理解をする。要約、つまり抽象化です。その抽象化した要約とその理解をクライアントに対し確認をする。これが共感なのではないかと考えます。

左の図はずっと前に作った図です。参考になるかどうかわかりませんが、僕の頭の中はこんな感じです。頭のなかに引出しを作りながら一つ一つクライアントの言っていることを理解、整理しながら話を聞いています。

構造化の重要性:クライアントと話してみる

実際にはクライアントの話を聞いていると、あちこちに飛んでいきます。それをコンサルタントは頭のなかで構造化、いわゆる整理をしながら聞いていく。内容があっているか確認して、共感していく。内容がクライアントの言いたいことや気持ちと合っていなければもう少し聞いて理解していく。キャリアコンサルタントの要求される構造化はそれの繰り返しによってなされる事であり、それが繰り返されると、次の質問や何をクライアントが言わんとしているのか、が見えてくると考えています。それが共感だと思います。

事実、クライアントが言っている内容をコンサルタントが頭の中で整理して聞いて要約をしていかないと、コンサルタントもクライアントもよくわからないことになります。

クライアントはどうしようもないぐらい頭の中がぐちゃぐちゃだから話をして、頭の中を整理しに来ているのに、結果としてキャリアコンサルタントが理解できていないとお互いになんだかよくわからなくなって、結果まったく整理されないままになってしまいます。

その、クライアントの頭の中を整理できていないのであるならば、キャリアコンサルタントとしての付加価値が低いのではないか、と私は考えています。「そうですね、続けてください、おつらいですねー」だけでいいのか、と。

要約、理解、共感もしないでクライアントのことがわかったと言えるのでしょうか?そこにキャリアコンサルタントとしての付加価値はあるのでしょうか?

キャリアコンサルタント(国家資格)の皆さん、私は話を聞くときの頭の中はこうなのですが、皆さんはどうですか?もちろん傾聴は必要だと思います。が、ただそれだけでもないと思います。しっかり話を構造化し、要約理解共感をしているかどうか、が問われているのではないでしょうか?

キャリアコンサルタントの名前の意味:名は体を表す

キャリア”コンサルタント”と名前にも付いているのでしっかりコンサルティングをする必要があります。ただ、普通のコンサルタントと違うのは、指導や助言をするのではなく、話を聞いて本人が持っている内なる解を導き出すことでしょう。多くの場合、答えはクライアントの中にある、と私は思います。

キャリアコンサルタントが激増している2018年以降、話を理解しながらクライアントに向き合うキャリアコンサルタントが少ないように思えます。コンサルティング品質が低下しているように思えるのです。

キャリアコンサルタントが聞きたいことを聞くではなく、クライアントが何を言いたいのか、どんなことを考えているのか。話を傾聴して、内容を整理し、要約し、共感できる、頭を使って要約、理解、が本当にできるキャリアコンサルタントが増えることを期待して。

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